嗜好品であるがゆえ、それぞれのお茶屋さんごとに
お茶の味わいがあります。 ブレンド技術だったり、
お茶の仕入れ、仕上げ技術であったり・・・。
ここ数年のお茶の主流といわれるものは、
深蒸し茶であり、
(細かくて、ドボドボと水がでる)、
強火のお茶(最終工程における香りづけの際、焙煎香を強く出す)
だと、個人的には思ってます。
(当店扱いのお茶とはまったく作りが違います。。)
またペットボトル茶もこういった強火仕上げで焙煎香を強く出した
お茶を原料にしており、
そんな影響からか、
「最終工程で強火で仕上げたことで出る焙煎香」
イコール お茶の香り
と思っているお客様がけっこういらっしゃるのでは?
と感じることがあります。
「お茶の素材できるだけ生に近い天然香がするお茶」
と
「強火仕上げによる焙煎香がするお茶」
は明確に違います。
本来のお茶の香りとは、畑で育ったお茶の芽から出る自然の
香り(あたりまえといえばあたりまえ)だと考えます。
白米と焼き飯の違いといってもいいでしょう。
こういった香り一つをとってもお茶には違いがあり、
その違いを伝え、ご理解いただいた上でお買い
求めいただき、飲んでいただく。
一つ一つの茶葉の違いや意味にも、きちんとこだわりをもち
お客様へお伝えしていきたいものです。
2009年06月02日